Katsuo Matsumura

Katsuo Matsumura 松村 勝男

1923 - 1991   Japan
1923年、東京に生まれ、東京美術学校付属文部省工芸技術講習所で学びました。1941年に開催された Charlotte Perriand(シャルロット・ペリアン)の展覧会に強い影響を受け、1944年に同講習所を卒業。戦後の1946年には建築家・吉村順三の設計事務所に参加し、住宅のインテリアや家具デザインを担当しました。

1955年には松屋銀座のグッドデザインコーナーの売場デザインを担当。翌1956年には渡辺力、渡辺優とともに Qデザイナーズを設立し、1958年に松村勝男デザイン室として独立しました。その後も建築家との協働を通じて住宅空間に適した家具を手がけ、1971年には長大作、水之江忠臣との「ファニチュア・コレクション三人展」で毎日産業デザイン賞を受賞しています。

1970年代には国産材の活用に取り組み、脱脂したカラマツ材と植物のがまを編んだ座面・背もたれを組み合わせた がま椅子(1972年)を発表。1982年には天童木工との協働による Pesca(1982年)をデザインしました。成形合板の技術を生かし、無駄を省いた構造によって品質と量産性を両立させたこの椅子は、発売から約4年で1万脚を販売するなど、多くの人々に普及しました。

限られた住空間にも調和する簡潔な造形と、誰もが手にできる良質な家具を目指した松村の姿勢は、戦後日本の家具デザインに確かな足跡を残しています。

EXHIBITION

GALLERY STOOP × SIDE GALLERY at KYOTO

11.2 mon. - 12.20 sun. 2026Former Kita Residence