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Miguel Milá ミゲル・ミラ
1931 - Spain
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近代スペインデザインを代表するデザイナー。
1931年、スペイン・バルセロナ生まれ。幼い頃から建築や芸術に親しんで育ち、1948年にバルセロナ建築高等技術学校へ入学。建築を学ぶ一方、より実践的なものづくりへの関心を深め、1951年に同校を中退します。その後、兄Alfonso Milá(アルフォンソ・ミラ)と建築家Federico Correa(フェデリコ・コレア)が主宰する建築事務所に入り、インテリアデザイナーとしてキャリアをスタートさせました。
1950年代後半のスペインでは、まだインダストリアルデザインという考え方が広く浸透しておらず、戦後の物資や資材も限られていました。ミラは身近にある素材や限られた技術を生かしながら、より良いものをつくる方法を模索していきます。この姿勢が、彼のデザインを特徴づける基礎となりました。
1956年には、建築家 F・リバス・バランジェ、E・ペレス・ウリバリとともに Tramo(トラモ)を設立。家具や照明のデザインから製品化までを手がけ、インダストリアルデザイナーとしての活動を本格化させます。トラモでの活動からは、代表作として知られるTMCランプ(1958年)やTMMランプ(1961年)の原型も生まれました。どちらも現在まで製造が続くロングセラーであり、時代を超えて愛されるデザインとして高く評価されています。
その後は自身のデザイン、インテリアデザインスタジオを設立し、家具や照明をはじめとする数多くのプロダクトを手がけました。また、アンドレ・リカール、アントニオ・デ・モラガス、オリオール・ボヒガス、アレクサンドル・シリシ・ペリセル、マネル・カセス、ラファエル・マルキーナ、ラモン・マリネロらとともに、スペインのデザイン振興団体ADI-FAD の設立にも参画。同団体は1960年の設立以来、スペインデザインの国際的な発信や、次世代のデザイナーを支える活動を続けています。
ミラは、近代カタルーニャデザインの発展を支えた重要なデザイナーの一人です。
1987年には、第1回スペイン国民デザイン賞(Premio Nacional de Diseño)を受賞。2008年には、長年にわたるデザイン活動とスペインデザインの国際的な普及への貢献が評価され、Compasso d'Oro(コンパッソ・ドーロ)を受賞しています。