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Pierre Chapo ピエール・シャポ
1927 - 1987 France
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フランスのデザイナー・家具作家 Pierre Chapo(ピエール・シャポ)は、無垢材の特性を生かした力強い造形と、伝統的な木工技術を現代的な家具へと昇華したことで知られる存在です。
1927年にパリの職人の家庭に生まれ、第二次世界大戦後に École Nationale Supérieure des Beaux-Arts(フランス国立高等美術学校)で建築を学びました。1947年、故郷のヴィエルゾンで船大工の工房に入り、木材と向き合う中でその素材の特性や加工技術に深く触れたことが、後の家具制作に大きな影響を与えています。
建築を学んだシャポは、構造への理解を家具へと応用しながら、オーク、エルム、アッシュなどの無垢材を用いた家具を制作します。1958年にはパートナーの Nicole Lormier(ニコル・ロルミエ)とともにパリに Galerie Chapo(ギャラリー・シャポ)を開設し、自身の家具とともに、照明や陶器、北欧デザインの家具などを紹介。同時期には Samuel Beckett(サミュエル・ベケット)から家具の製作を依頼され、「Godot」ベッドを制作するなど、家具作家としての活動を本格化させていきます。
1960年には「Arts et Techniques de l'Artisanat」展でパリ市金賞を受賞。1962年から1967年にかけて南フランスの Gordes(ゴルド)へ拠点を移し、家具を製作する工場を設立します。ここでは自身が設計した家具を無垢材で製作しながら、職人の技術と素材の力強さを生かした独自の家具を展開。T01、R08、B10をはじめ、後に代表作として知られる数多くのモデルを生み出しました。
シャポは伝統的な木工技術を基盤としながら、彫刻的な存在として捉えたその作品は、20世紀後半のフランス家具デザインにおいて独自の位置を築きました。1987年に60歳で亡くなった後も、100を超える家具作品は高く評価され、無垢材の力強さと温かみを併せ持つ家具として現在も受け継がれています。