Bamboo Bench by Ubunji Kidokoro for Chikkosha in Bamboo and Wood

Bamboo Bench by Ubunji Kidokoro for Chikkosha in Bamboo and Wood

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日本の家具デザイナー Ubunji Kidokoro(城所右文次)によってデザインされ、Chikkosha(竹興社)によって製造された2人掛けのバンブーソファ。

竹材を積層し、曲げ加工を施したフレームによるカンチレバー構造が特徴。
細く加工された竹材を連ねた背もたれと座面は、真鍮製の留め具によって固定され、竹の弾性を生かした構造となっています。
後脚を持たず、脚部からアーム、背もたれへと連続する曲線が、軽やかさと合理的な構造を両立させています。

城所右文次は、1930年代に三越家具設計室で家具デザインに携わり、アルヴァ・アアルトによる木製カンチレバーチェアの構造を、日本独自の竹材と加工技術によって展開しました。
同系統のバンブーチェアの開発には東京高等工芸学校の鈴木太郎も関わり、竹材の強度や積層技術に関する研究をもとに、当初から量産を視野に入れた設計が進められました。

日本の伝統的な素材と近代的な構造技術を結びつけたこのデザインは、戦前の日本におけるモダニズム家具の展開を示す重要な事例の一つです。

本モデルは1930年代のデザインとされ、同系統のバンブーチェアは戦後も竹興社によって製造・販売されていたことが記録されています。

※こちらの製品はヴィンテージ品となります。

※通販をご希望の方は REQUEST ボタンよりお問い合わせください

PRICE
Only at The Exhibition Venue

※会期中会場でのみ販売となっており、通販は不可となります。

MATERIAL
Bamboo , Wood
SIZE
W1200 D750 H770 SH330mm
DESINGER
Ubunji KidokoroUbunji Kidokoro
FOCUS ON
GALLERY STOOP × SIDE GALLERY at KYOTO
STYLE
MID-CENTURY MODERN , VINTAGE
GALLERY(ギャラリー営業)
オープン:木・金・土・日・祝日
営業時間:12:00 - 19:00
定  休:月・火・水
スタジオ:月〜金(祝日は除く)
RESERVATION
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DESIGNER

Ubunji Kidokoro

Ubunji Kidokoro城所 右文次

1936年に東京高等工芸学校木材工芸科を卒業し、三越家具設計部に入社。当時、日本ではヨーロッパのモダニズム建築や家具が紹介され、近代的な生活様式に対応する新たなデザインが模索されていました。城所はこうした時代の中で、日本の伝統素材を用いた家具の開発に取り組みます。

その活動に大きな影響を与えたのが、フィンランドの巨匠 Alvar Aalto(アルヴァ・アアルト)による木製カンチレバーチェアでした。後脚を持たず、フレームの弾性によって身体を支える構造に着目した城所は、東京高等工芸学校の教官であった鈴木太郎の技術的な協力を得ながら、竹を用いた家具の研究を進めました。

代表的なプロダクト バンブーチェア(1937年)は、アアルトの Armchair Model 31(1931年)を参考に、西日本産の孟宗竹を用いてカンチレバー構造を実現したデザイン。竹材を乾燥・油抜きした後、加工・積層することで、竹特有の弾力性を生かした曲線的なフレームを形成。素材の強度や接合方法について実験を重ね、量産を視野に入れて設計され、その製造は竹興社が担いました。三越の室内装飾展で紹介され、1938年には工藝ニュースでも取り上げられています。

この竹製椅子は、1940年に来日したフランスの建築家・デザイナー Charlotte Perriand(シャルロット・ペリアン)の家具研究にも影響を与えました。ペリアンは日本で目にした竹製カンチレバーチェアの構造を再検討し、竹の弾力性をより積極的に生かした椅子を考案。1941年の展覧会「選擇・傳統・創造」で発表しました。

1945年に亡くなり、その活動期間は短いものでしたが、城所が手がけた竹製椅子は現在、香港のM+やオーストラリアのビクトリア国立美術館(NGV)などに収蔵されています。西洋のモダニズムを日本の素材と技術によって再構築したそのデザインは、戦前日本のモダンデザインを代表する重要な存在として評価されています。