DESIGNER

SANAAサナア
SANAA(サナア)は、建築家の妹島和世と西沢立衛が1995年に設立した建築設計事務所。
妹島は日本女子大学大学院を修了後、伊東豊雄に師事し1987年に独立。1990年に西沢が妹島の事務所に加わり、後にSANAAを設立しました。それぞれの個人事務所での活動と並行して、共同で設計を手がけています。
SANAAの建築は、ガラスや金属を用いた軽やかな造形と、内と外をゆるやかにつなぐ空間構成を特徴としています。周囲の風景や自然光を取り込みながら、建築と環境との境界をやわらげ、人と空間の新しい関わり方を探求してきました。代表作の金沢21世紀美術館(2004年)では、ガラスに包まれた円形の建物に大小の展示室を点在させ、街に開かれた美術館を実現。その後もロレックス・ラーニングセンター(2010年)、ルーブル美術館の別館にあたるルーヴル・ランス(2012年)など、世界各地で建築を手がけ、2010年にはプリツカー賞を受賞しました。
その活動は家具やプロダクトのデザインにも及びます。マルニ木工の SANAA チェア(2005年)では、ウサギの耳を思わせる左右非対称の背もたれが、椅子にユーモラスな表情を与えています。また、Vitra社の Flower(2010年)では、花びらのように広がる座面によって、座る向きを限定しない自由な構成を生み出しました。
建築から家具に至るまで、形や素材の可能性を探りながら、人々の営みや周囲の環境と調和する、新たな空間のあり方を追求し続けています。
