Cy Twombly

Cy Twomblyサイ・トゥオンブリー

1928 - 2011

20世紀を代表するアメリカ出身の芸術家。
絵画・彫刻・写真など多岐にわたって才能を発揮し、「孤高の詩人」と称されます。

1949年にボストン美術学院を卒業後、アレクサンダー・カルダーやジャクソン・ポロックなどを輩出した名門The Art Students Leagueで美術を学びます。
卒業後、ヨーロッパを巡っていた彼は、
イタリアの古典文化と出逢い、その豊かな歴史と地理に魅了され1957年にはローマに移住。
以後ローマ神話など、西洋の歴史的文脈に強いインスピレーションを受けます。
また、アメリカ陸軍の暗号部隊に所属していた経験もあり、それらが作品の底を流れています。

無彩色・多彩色・反復性・神話ー。
エネルギーに満ち溢れた力強いドローイングを主体とし、リリカルに自身の感情を表現。
当時の抽象表現主義からは一線を画すアプローチの数々で作品を描きました。

なお、1995年にはイタリア建築界の巨匠レンゾ・ピアノが、テキサス州にオンブリー作品の展示・収蔵を目的とした施設を設計しています。

亡くなる前年の2010年、ルーブル美術館の天井にギリシャへの思いを馳せた「The Ceiling」を描くなど、晩年に渡るまで制作活動は続き、今もなお私達を魅了し続けています。