Donald Juddドナルド・ジャッド
1928 - 1994- 画家・彫刻家・美術評論家として活躍したミニマルアート界の巨匠。
アメリカ出身の彼は、ニューヨークの名門The Art Students Leagueで美術を、コロンビア大学で哲学を学びます。
その後、1959-1965年まで美術評論家として執筆を中心に活躍、界隈から高い評価を得ます。
自身に関しては絵画や版画などの制作から一転、
建築・彫刻に強い興味を示すようになると、1967年には彼の代表作として名高い『無題(Stack)』を発表。
壁面に対して色づいた金属の箱が並び、開放的・閉鎖的な空間をリズミカルに演出。
箱同士を等間隔に、金属制作などを外部委託することで、自身が介入するプロセスの影を消し、アートの本質に対して一石を投じる作品となりました。
彼のこうした取り組みは、現代のアーティストらに多大な影響を及ぼしています。