Agnès & Hiroyuki Yamakado

Agnès & Hiroyuki Yamakadoアグネス & ヒロユキ・ヤマカド



Agnes(アグネス)と Hiroyuki (ヒロユキ)の夫婦からなるデザインユニット。
1976年の出会いをきっかけに結婚した二人は、1981年から日本で1年過ごした後、フランスに移住。

1985年にはパリのグラン・パレで開催された SAD で YAM ロッキングチェアを製作。
翌年の12月にムードンに会社を設立すると、最初のコレクションを発表。その後、代表作となる折りたたみ式のチェア「CINDERELLA(シンデレラ)」を生み出すと、以来、世界中で6万脚以上が販売されました。

折りたたみ・スタッキングどちらも可能であるという機能性に優れながら、美しいデザイン性を兼ね備えたこのチェアは、決して広くないパリの住宅でもデザインを楽しんで欲しいという、彼らの想いから誕生しています。

1987年には、イタリアのウディネで ARIMA ペデスタルテーブルが第1回デザイン賞を受賞。VIAラベルで現代家具批評グランプリを受賞するなど、フランス国内のみならず、海外での評価も増え始めます。

その後1993年には、COCOTTE チェアがパリで Salon du MeubleでGrand Prix de la Critique du Mobilier Contemporain を受賞。また、Nombre d'Or du Mobilier Contemporain を受賞するなど、二人の活動はその後も広く評価されました。

彼らのデザイン哲学は、相反するもの、クリーンなライン、機能性、モジュール性、革新性の融合であり、日本とフランスという二つのバックグラウンドを持つことが、革新的なデザインの源泉となっていたと語っています。