

Italy , Unknown
オイノコエ(紀元前4世紀 南イタリア)
カンパニア地方のオイノコエ。立体に縦縞模様がついた代表的な装飾。
グナシア陶器はアプーリア地方のグナシアで主に作られましたが、カンパニアやシチリアでも制作され、地中海地方や黒海地方への交易品として使われました。
オイノコエはクラテル(混酒器)から杯にワインを注ぐための容器。
三葉型のフリルのようになった口の形状が一般的ですが、本品は口縁が真円で厚い返しがついているのがモダン。
ワンポイントで愛らしいイルカが描かれているところがくすぐります。
ギリシア陶器の特徴である華やかな形状や絵の装飾を使わずして目を引くミニマルなデザイン。
口縁部数カ所および、首とハンドル上部の割れを修復してあります。イルカより下は修復等ありません。
※通販をご希望の方は REQUEST ボタンよりお問い合わせください