Exhibition “Fermentation” Exhibition “Fermentation”

Taro Tanaka

Exhibition “Fermentation”

DATE : 3.19 sat. - 4.10 sun.

OPEN : Tue. Wed. Sat. & Sun. + Holiday

OPEN HOUR : 12:00 - 19:00

2022年 3月19日(土)〜 4月10日(日)まで、stoop にて Taro Tanaka のエキシビジョンを開催致します。
※ 会期中は土・日・祝に加え火・水曜もオープン致します。
※ 4月2日(土)、4月3日(日)は、作家在廊日となります。

Taro Tanaka Exhibition “Fermentation”

岐阜県多治見市で活動する陶芸家 田中 太郎は、美術大学を卒業後、窯を持たずにやれることを探す中で、自然とたどり着いた土器作りをスタート。ネイティブアメリカン プエブロ族の「自分たちのための土器を作る」という思想に影響を受け、自身の生活に寄り添い、好きなカレーや酒のための器を作り始めます。

また、作家活動の傍ら小さな田んぼを借りて稲作を開始。
米が収穫できるようになると、今度はカレーの具材作りのために畑を借りて野菜を育てるなど、独自の生活を営んでいます。

田んぼで収穫した稲藁(いなわら)は藁細工(わらざいく)だけでなく、畑の資材や土器焼成に使用する。焼いた後に出る灰は田畑の肥料として活用する。育てた稲や野菜を狙って鳥や猪がやってくる、それなら肉も獲ろうとワナ猟免許も取得する。

澄んだ好奇心とバイタリティーによって、これまでに蓄積された多様な経験は、多治見の土と田中の手を通して、作品の特徴である独特のフォルムや穏やかな表情に現れているようです。

「蕾のような、木の芽のような、まだ形の定まらない何か」と田中が表現する花器などの作品は、まさに開花前の蕾のような強烈なエネルギーを内に秘めています。空間の中にそっと置いて向き合うと、それは花器でもあり彫刻作品のようでもあり、彼と話している時に感じる心地のよい自然体の感覚を観るものに与えてくれます。

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岐阜県の多治見市で暮らして今年で8年目。
土器を作りはじめて5年目。田んぼは4年目。畑は3年目。

昨年から、月一回のペースで薪窯を焚く陶芸家の集まりに参加し、陶器の制作や穴窯作りの手伝いもするようになる。
もともと焼き物をするなら、薪窯で火を焚いて作品を作りたいと思っていたけれど、そう簡単にできるようなものでもない。他にもやりたいことや興味のあることは沢山あるし、あっちへこっちへ寄り道を経て、ようやく陶芸をはじめた頃から憧れていたことができるようになった。

今いる環境でできることを考えて行動する。行動することで蓄積した経験は、自分の中で互いに影響し合いながら繋がって変化し、想いもよらない形で表に出てくることがある。それをきっかけに、点と点が線になり、線が円になり、また新しい点を生む。この循環するような心地のよい感覚。それを自分の言葉にするならば、それはきっと「発酵」だと思う。

野良仕事を通して知った、菌達が行う発酵の世界は、まさにこの心地のよい感覚そのものだった。
これからも自分自身を「発酵」させながら、新しく生まれる何かとの出会いに期待し、胸を躍らせていたい。

田中 太郎

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今回 stoop では、そんな田中がひとつひとつ、形を整え生みだした有機的なフォルムの花器作品を中心に、器や壺など100点以上を展示・販売いたします。
また、ヴィンテージ家具とのスタイリングによって、生活の中に置かれた田中作品の魅力をお届けします。

彼のこれまでの人生における多様な経験が、蓄積され、互いに作用し合い、発酵する。その過程で自然に産み落とされたフォルムと、野焼きならではの深みのある黒の作品群は、どこかモダンでありながら、使うものの日常に心地いい感性を与えてくれます。

そんな田中の作品の魅力を感じに、是非この機会にお立ち寄り下さい。

※ 4月2日(土)、4月3日(日)は、作家在廊日となります。

Taro Tanaka

Taro Tanaka田中 太郎

  • BIOGRAPHY
  • INFO.
岐阜県多治見市で活動する陶芸家 田中 太郎は、美術大学を卒業後、窯を持たずにやれることを探す中で、自然とたどり着いた土器作りをスタート。ネイティブアメリカン プエブロ族の「自分たちのための土器を作る」という思想に影響を受け、自身の生活に寄り添い、好きなカレーや酒のための器を作り始めます。

また、作家活動の傍ら小さな田んぼを借りて稲作を開始。
米が収穫できるようになると、今度はカレーの具材作りのために畑を借りて野菜を育てるなど、独自の生活を営んでいます。

田んぼで収穫した稲藁(いなわら)は藁細工(わらざいく)だけでなく、畑の資材や土器焼成に使用する。焼いた後に出る灰は田畑の肥料として活用する。育てた稲や野菜を狙って鳥や猪がやってくる、それなら肉も獲ろうとワナ猟免許も取得する。

澄んだ好奇心とバイタリティーによって、これまでに蓄積されたあらゆる経験や知見は、多治見の土と田中の手を通して、作品の特徴である独特のフォルムや穏やかな表情に現れているようです。

「蕾のような、木の芽のような、まだ形の定まらない何か」と田中が表現する花器などの作品は、まさに開花前の蕾のような強烈なエネルギーを内に秘めています。空間の中にそっと置いて向き合うと、それは花器でもあり彫刻作品のようでもあり、彼と話している時に感じる心地のよい自然体の感覚を観るものに与えてくれます。
岐阜県多治見市で活動する陶芸家 田中 太郎は、美術大学を卒業後、窯を持たずにやれることを探す中で、自然とたどり着いた土器作りをスタート。ネイティブアメリカン プエブロ族の「自分たちのための土器を作る」という思想に影響を受け、自身の生活に寄り添い、好きなカレーや酒のための器を作り始めます。

また、作家活動の傍ら小さな田んぼを借りて稲作を開始。
米が収穫できるようになると、今度はカレーの具材作りのために畑を借りて野菜を育てるなど、独自の生活を営んでいます。

田んぼで収穫した稲藁(いなわら)は藁細工(わらざいく)だけでなく、畑の資材や土器焼成に使用する。焼いた後に出る灰は田畑の肥料として活用する。育てた稲や野菜を狙って鳥や猪がやってくる、それなら肉も獲ろうとワナ猟免許も取得する。

澄んだ好奇心とバイタリティーによって、これまでに蓄積されたあらゆる経験や知見は、多治見の土と田中の手を通して、作品の特徴である独特のフォルムや穏やかな表情に現れているようです。

「蕾のような、木の芽のような、まだ形の定まらない何か」と田中が表現する花器などの作品は、まさに開花前の蕾のような強烈なエネルギーを内に秘めています。空間の中にそっと置いて向き合うと、それは花器でもあり彫刻作品のようでもあり、彼と話している時に感じる心地のよい自然体の感覚を観るものに与えてくれます。

Taro Tanaka COLLECTION

Medium “Noyaki” Bowl #002 by Taro Tanaka in Black

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Lim Plate “Noyaki” by Taro Tanaka in Black

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Lipped “Noyaki” Bowl #002 by Taro Tanaka in Black

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Large “Noyaki” Bowl by Taro Tanaka in Black

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Medium “Noyaki” Bowl #003 by Taro Tanaka in Black

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Small “Noyaki” Bowl by Taro Tanaka in Black

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Exhibition “Fermentation”
花器(手びねり、野焼き、土器)

Taro Tanaka Exhibition “Fermentation”


会期:2022年 3月19日(土)〜 4月10日(日)

オープン:火・水・土・日曜+祝祭日(12時〜19時)
クローズ:月・木・金曜
会場:stoop
住所:東京都江東区白河2-5-10
清澄白河B2出口より徒歩3分
東京都現代美術館より徒歩6分
お問い合わせ:03 4285 4128

Exhibition “Fermentation”
Exhibition “Fermentation”
壺と皿(手びねり、野焼き、土器)

土や砂利のブレンド変えながらたどり着いた素材を、原始的な野焼きの技法で焼き上げた土器。特徴的な黒色は、籾殻に埋めて焼くことで、炭化焼成によって生み出されたもの。
Exhibition “Fermentation”
岐阜県多治見市の自宅庭での制作風景
試行錯誤を繰り返して今の形にたどり着いたという庭先のスペース。
Exhibition “Fermentation”
Exhibition “Fermentation”
Exhibition “Fermentation”
Taro Tanaka

Taro Tanaka田中 太郎

  • BIOGRAPHY
  • INFO.
岐阜県多治見市で活動する陶芸家 田中 太郎は、美術大学を卒業後、窯を持たずにやれることを探す中で、自然とたどり着いた土器作りをスタート。ネイティブアメリカン プエブロ族の「自分たちのための土器を作る」という思想に影響を受け、自身の生活に寄り添い、好きなカレーや酒のための器を作り始めます。

また、作家活動の傍ら小さな田んぼを借りて稲作を開始。
米が収穫できるようになると、今度はカレーの具材作りのために畑を借りて野菜を育てるなど、独自の生活を営んでいます。

田んぼで収穫した稲藁(いなわら)は藁細工(わらざいく)だけでなく、畑の資材や土器焼成に使用する。焼いた後に出る灰は田畑の肥料として活用する。育てた稲や野菜を狙って鳥や猪がやってくる、それなら肉も獲ろうとワナ猟免許も取得する。

澄んだ好奇心とバイタリティーによって、これまでに蓄積されたあらゆる経験や知見は、多治見の土と田中の手を通して、作品の特徴である独特のフォルムや穏やかな表情に現れているようです。

「蕾のような、木の芽のような、まだ形の定まらない何か」と田中が表現する花器などの作品は、まさに開花前の蕾のような強烈なエネルギーを内に秘めています。空間の中にそっと置いて向き合うと、それは花器でもあり彫刻作品のようでもあり、彼と話している時に感じる心地のよい自然体の感覚を観るものに与えてくれます。
岐阜県多治見市で活動する陶芸家 田中 太郎は、美術大学を卒業後、窯を持たずにやれることを探す中で、自然とたどり着いた土器作りをスタート。ネイティブアメリカン プエブロ族の「自分たちのための土器を作る」という思想に影響を受け、自身の生活に寄り添い、好きなカレーや酒のための器を作り始めます。

また、作家活動の傍ら小さな田んぼを借りて稲作を開始。
米が収穫できるようになると、今度はカレーの具材作りのために畑を借りて野菜を育てるなど、独自の生活を営んでいます。

田んぼで収穫した稲藁(いなわら)は藁細工(わらざいく)だけでなく、畑の資材や土器焼成に使用する。焼いた後に出る灰は田畑の肥料として活用する。育てた稲や野菜を狙って鳥や猪がやってくる、それなら肉も獲ろうとワナ猟免許も取得する。

澄んだ好奇心とバイタリティーによって、これまでに蓄積されたあらゆる経験や知見は、多治見の土と田中の手を通して、作品の特徴である独特のフォルムや穏やかな表情に現れているようです。

「蕾のような、木の芽のような、まだ形の定まらない何か」と田中が表現する花器などの作品は、まさに開花前の蕾のような強烈なエネルギーを内に秘めています。空間の中にそっと置いて向き合うと、それは花器でもあり彫刻作品のようでもあり、彼と話している時に感じる心地のよい自然体の感覚を観るものに与えてくれます。

Taro Tanaka COLLECTION

Medium “Noyaki” Bowl #002 by Taro Tanaka in Black

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Lim Plate “Noyaki” by Taro Tanaka in Black

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Lipped “Noyaki” Bowl #002 by Taro Tanaka in Black

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Large “Noyaki” Bowl by Taro Tanaka in Black

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Medium “Noyaki” Bowl #003 by Taro Tanaka in Black

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Small “Noyaki” Bowl by Taro Tanaka in Black

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PRODUCTION LANDSCAPE