Masanori Umeda梅田 正徳
1941 -
- 日本を代表するプロダクトデザイナー。
カスティリオーニ兄弟とも交流が深いスイス人グラフィックデザイナー、マックス・フーバーの紹介で1967年にA&PGカスティリオーニ事務所に入所。
その後1970年にはオリベッティー社の顧問デザイナーに就任。
当時同社の最高顧問を務めていたエットレ・ソットサスと長きにわたって協働します。
1981年にはポストモダン運動を提唱した伝説的グループ「メンフィス」に所属。
ボクシングリングと畳を合わせた「TAWARAYA」は、日本独自の寸法(畳=1.824平米)を西洋的文化へ落とし込みながらアプローチ。
シャネルのデザイナーを務めたカール・ラガーフェルドの自邸や、イブ・サンローランのブティックにも使用されるなど、梅田デザインの代名詞ともいえる作品の一つです。
1991-1998年は福井県顧問デザイナーに就任し、ソットサスをはじめとするメンフィスのメンバーらと同県鯖江市の丸富漆器とのコラボレーションを実現させました。
そうした国内においても幅広い活躍を見せる中、2021年にはメンフィスから新作チェア「UTAMARO」を発表するなど、その特異な才能は今も健在しています。