Rafic Farahラフィク・ファラ
1948 -
- ブラジル出身の建築家・グラフィックデザイナー・写真家である ラフィク・ファラ は、特に地中海のアーティストから影響を受け、デザインは偶然に選んだと語る多才な人物です。
サンパウロの建築・都市計画学部を卒業後、1981年に自身のデザイン・キャビネットを設立。その後、グラフィックデザインに専念します。ブラジルの大手企業のロゴを数多く手がけ、80年代には雑誌「Around」90年代には「Trip」の表紙を担当。ファッションブランド Zoomp、C&A、FIT などの広告キャンペーンを手がけました。
彼がオブジェや家具のデザインに本格的に着手したのは80年代末のこと。彼の最高傑作のひとつは間違いなく、ドクター・カエコのためにデザインしたコーヒーテーブルです。「シンプルなライン、すっきりとした、ほとんどエーテルのようなオブジェをデザインした」と語る通り、美しい官能的なラインが特徴です。
ラフィク・ファラはブラジルのみならず、海外(テルアビブ、パリ、ローマ、フランクフルト)でも多くの展覧会に参加しました。そんな彼の作品はエコプラガット賞(国際部門)を受賞。また、2001年にパリで開催された "Graphistes autour du monde " にはブラジル代表として参加するなど、数多くの功績を残しています。