









DESIGNER
André Sornayアンドレ・ソルネ
1902年にフランスのリヨンで生まれたアンドレ・ソルネは、フランスの前衛家具デザイナーであり、その短いキャリアの中で、当時急成長していたミニマリズム、モダニズムの美学に大きく貢献しました。ル・コルビュジエ、シャルロット・ペリアンら著名なデザイナーと同時代に活躍した革新的なデザイナーの一人です。
1918年にリヨンの国立高等美術学校を卒業した翌年、父親が他界したため、家業の家具業を継ぐことになったソルネは大胆な決断を下します。それまで製造していたリプロダクト家具をやめ、すっきりとしたライン、控えめな装飾、ローズウッド、マホガニー、サンドブラスト仕上げのオレゴンパインなどのエキゾチックな木材を使用しながら、伝統にとらわれないモダニズム家具(キャビネット、椅子、テーブル)にシフト。1925年にはパリで開催された国際現代装飾美術・産業博覧会に出展するなど、数々の功績を残しています。