Cees Braakman

Cees Braakmanケース・ブラークマン

1917 - 1995

1917年ユトレヒト生まれ。17歳という若さで、父親がデザイナーを務めていた PASTOE (パストー) 社でデザインのキャリアをスタートさせると、1948年に同社の代表となります。

1945年以降、PASTOE は製造工程や製造方法を再構築を行い、製造のための十分な機械を集めることができると、家具の生産を再開。

1947年、デザイン手法や製造工程を学ぶために渡米。イームズ夫妻の作品に惚れ込み、彼らから大きなインスピレーションを受けています。オランダに戻り、パストー社のディレクター兼プロジェクト・マネージャーを務めながら、合板を曲げる技術を用いた最初のモダンデザイン(1950年のSBシリーズなど)や、木製のモダン家具の新シリーズなど、新たな家具ラインの開発を行い、同社のカタログに新しいアイデンティティを加えました。

また、同時期のオランダでは大規模なモダニズム建築や社会主義建築を中心とした復興が進められており、ブラークマンはこの流れに完全に乗り、小さなスペース向けの家具をデザイン。機能性とデザイン性を良質した家具を開発しています。