5月23日(木)より、福井県鯖江市の漆器メーカー MaruTomi から発表された、イタリアの巨匠らが手がけたプロダクトの取り扱いをスタート。
福井県鯖江市の漆器メーカーMaruTomiと、イタリアの巨匠 Ettore Sottsass(エットレ・ソットサス)、Michele De Lucchi(ミケーレ・デ・ルッキ)、Alessandro Mendini(アレッサンドロ・メンディーニ)らのコラボレーションによって、1997-1999年にデザインされたプロダクトの取り扱いを開始いたします。
日本を代表するプロダクトデザイナー梅田正徳が、1990年代に福井県顧問デザイナーへ就任したことを機にMaruTomiとの協働がスタート。
彼の呼びかけでソットサスをはじめとする錚々たるメンバーが集い、数々のデザインを発表しています。
今回取り扱うのは、
本漆によって塗装された “Urushi Collection”
合成漆(ポリウレタン)によって塗装された “Collection of Interior Goods”
どちらのシリーズも日本が持つトップクラスの技術で作られ、現在では廃盤となっている大変貴重なプロダクトです。
一時代を築きあげたイタリアのデザイナーと、日本の伝統工芸「漆」。
MaruTomiによって互いが美しく交差し、一つに昇華されたプロダクトの数々をぜひご覧ください。
製品情報はこちらのページよりご覧いただけます。
Urushi Collection
イタリアの巨匠Ettore Sottsass(エットレ・ソットサス)がデザインを担当した、本漆を使用したシリーズ。
‘BASILICO’ Compote
ソットサスらしい寸胴で丸みを帯びたシルエットに、日本の伝統的な漆をコーティング。
熟練の職人によって丁寧に漆塗りをすることで、美的なデザイン性と漆の色めかしさの双方を引き立てています。
‘BASILICO BIG’ Compote
‘SENAPE’ Flower Vase
‘TILIA’ Compote
Collection of Interior Goods
プロジェクトディレクターである梅田正徳をはじめ、Michele De Lucchi(ミケーレ・デ・ルッキ)、Alessandro Mendini(アレッサンドロ・メンディーニ)らがデザインを担当した、合成漆(ポリウレタン)によって塗装されたシリーズ。
‘YANTRA-C’ Flower Vase by Masanori Umeda
各パーツに磁石を入れ込むことで、デザインを流動的・変則的に表現。
思わず手を伸ばしたくなるような、梅田の遊び心が深く反映された作品です。
‘TOA’ Compote by Michele De Lucchi
工業的なプロダクトを数多く手掛けたデ・ルッキらしいアプローチ。
樹脂製のベースと金属の持ち手、サイズ感など対照的な関係が美しい作品です。
‘RITRATTO’ Wall Flower Vase by Alessandro Mendini
直線と曲線のコントラスト、メンディーニらしい大胆なカラーリングに目を惹かれる作品 。
ビス1本で取り付けが可能なため、細部に及ぶ機能美まで配慮が光ります。