COLLECTION ページへ、新入荷のヴィンテージアイテムを中心に追加しました。
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‘H269’ Lounge Chair Set by Jindrich Halabala for UP Závody in Beech and Sheepskin
Czech , 1930s
チェコのデザイナー Jindrich Halabala(インジフ・ハラバラ)によって、1930年代に UP Závody社のためにデザインされた 'H269' ラウンジチェア。
天然のシープスキンで作られた張地と、流れるようなベントウッドのラインの調和が美しい作品です。
フレームの製造は、高度な曲木加工で知られていた Thonet社に委託され生産されていました。
ハラバラは、1918年創業のチェコの家具メーカー UP Závody社に1928年に入社。1930年代には主任デザイナーとして活躍しました。彼のデザインにみられる柔らかな曲線美は、「モダンデザインの父」と称されるイギリスの William Morris(ウィリアム・モリス)から影響を受けたといわれています。こうしたハラバラの造形感覚によって、同社はヨーロッパを代表する家具メーカーへと成長しました。
Dining Chair by Jean-René Picard for SETA in Glassfiber and Steel
France , 1950s
フランスのデザイナー Jean-Raymond Picard(ジャン・ルネ・ピカール)によって、同国の SETA社のためにデザインされたダイニングチェア。
大胆なフォルムの探求と、グラスファイバー、金属といった当時としては革新的な素材を駆使し、機能性と現代的な美学を調和させることで生活空間の再構築を模索したピカールの代表作となります。
Dining Table in Glass , Travertine and Wood
Italy , 1970s
イタリアより、トラヴァーチンのベースと埋め込み型のウッドブリッジのコントラストが美しいダイニングテーブル。
当時の職人によってハンドメイドで仕上げられた美しい小口のガラス天板を備えています。
Sideboard for Domino Mobler in Wood
Denmark , 1960s
デンマーク Domino Mobler(ドミノ・モーブラー)社製のサイドボード。
レザー製の取手と、ラミネート加工の施されたスライドドア、経年変化したチーク材との調和の美しい一台。
Brutalism Sculpture in Steel and Wood
Belgium , 1980s
ベルギーより、ブルータリズムの影響を感じるスカルプチャー。
金属の経年変化と木製ベースとのバランスの美しい一点。
Floor lamp by Jacques Adnet in Wood , Steel and Brass
France , 1940s
フランスの建築家,デザイナーである Jacques Adnet(ジャック・アドネ)によってデザインされたフロアランプ。
30~50年代のフランスで活躍したアールデコ期における重要デザイナーのひとりであるアドネは、エルメスで家具デザインを手掛けるなど素晴らしい実績を残しています。また、高い統率力で自身の会社 French Art Company の経営者としてもその才能を発揮しました。
本品には、そんな彼のシグニチャーでもある、レザーと真鍮製のリングによる竹を模した美しい意匠が施されています。
‘Scandia’ Lounge Chair by Hans Brattrud for Hovik Mobler in Teak , Leather and Steel
Norway , 1960s
ノルウェーのデザイナー Hans Brattrud(ハンス・ブラットルッド)によって、1959年に同国の Hovik Mobler(ホーブ・モブラー)社のためにデザインされた 'Scandia' ラウンジチェア。
木製スラットによってストライプ状に構成されたフレームは、軽やかさと立体的なプロポーションを生み出し、快適な座り心地を実現します。経年したチーク材の風合いとスチールの組み合わせがモダンな印象を引き立て、上質なレザーヘッドレストが機能性を高めます。
1957年、ブラットルッドは大学在学中のプロジェクトとして 'Scandia Junior’ チェアをデザイン。その後 'Scandia’ シリーズの一環としてラウンジチェアがデザインされました。そのデザイン性と機能性は国際的に高く評価され、多くの賞を受賞。北欧デザイン史を象徴する作品として知られています。
‘CU01’ Cabinet By Cees Braakman for Pastoe in Teak and Steel
Netherlands , 1950s
オランダのデザイナー Cees Braakman(ケース・ブラークマン)によって、Pastoe(パストー)社のために1958年にデザインされた 'CU01' キャビネット。
'U+N Series' として多彩なバリエーションで展開され、後に 'Japanese Series' とも称される代表的なモデルのひとつ。 日本の美学に着想を得たミニマルな構成が際立ち、シリーズを象徴するハンドルディテール、深みのあるチーク材、そして緻密に計算されたプロポーションとコンポジションが見事に調和しています。
パストー社のディレクター兼デザイナーを務めていたブラークマンの理念を明確に体現するデザインです。
‘SAMURAI’ Table Lamp by Ingo Maurer and Dagmar Mombach for Ingo Maurer GmbH in Paper and Steel
Germany , 1990s
ドイツを代表する国際的な照明デザイナー Ingo Maurer(インゴ・マウラー)と、彼の長年の共同者 Dagmar Mombach(ダグマー・モンバッハ)によって、1998年にデザインされた 'SAMURAI' テーブルランプ。
「光の詩人」と称されるマウラーの代表的なシリーズ 'Mamo Nouchies’(マモ・ノーチェス)のひとつで、日系アメリカ人デザイナーの Isamu Noguchi(イサム・ノグチ)の 'Akari' シリーズからのインスピレーションも公言されています。
こちらは製造初期の個体となり、経年による和紙の豊かな質感、細やかなプリーツが生み出す陰影、彫刻的フォルムが美しい調和を見せています。
シリーズ名は「Maurer(Ma)+Mombach(Mo)+Noguchi(Nouchies)」を掛け合わせたもので、日本の伝統素材である和紙とイサム・ノグチへの敬意が込められたデザインです。
Dining Chair by André Sornay for Sornay Meubles in Wood and Fabric
France , 1930s
フランスのデザイナー André Sornay(アンドレ・ソルネ)によって、1930年代にデザインされたダイニングチェア。
自社工場である Sornay Meubles社によって、1960年代頃に製造された個体と推測されます。
Dining Table by André Sornay for Sornay Meubles in Wood
France , 1930s
フランスのデザイナー André Sornay(アンドレ・ソルネ)によって、1930年代にデザインされたダイニングテーブル。
自社工場である Sornay Meubles社によって、1960年代頃に製造された個体と推測されます。
Table Lamp by Philippe Barbier for Maison Barbier in Travertine and Steel
France , 1970s
フランスのデザイナー Philippe Barbier(フィリップ・バルビエ)によって、自身が経営するアトリエ Maison Barbier のためにデザインされたテーブルランプ。
優雅な曲線のトラヴァーチンや磨き上げられた金属のベースを特徴とする、彫刻的なデザインが印象的な作品。
当時の映画監督たちの注目を集め、数々のフランス映画のセットで使用されております。
Coffee Table in Terrazzo and Wood
Spain , 1960s
スペインより、テラゾー天板と木材、二つの異なる素材のバランスの美しいコーヒーテーブル。
Desk and Chair Set by Louis Sognot in Rattan , Bamboo and Wood
France , 1960s
フランスのデザイナー Louis Sognot(ルイ・ソニョ)によってデザインされたラタンデスクとチェアセット。
格子状に編まれたラタンがデスクサイドに軽やかさとリズムをもたらし、温かみのあるバンブーフレームとの調和が美しい作品。
バンブーリングがついた印象的な3つの引き出しは、十分な収納力を有しています。
Coffee Table for Valabrega in Glass and Oak
Italy , 1930s
1930年代イタリアの Valabrega(ヴァラブレガ)工房によって製作されたコーヒーテーブル。
当時の職人によってハンドメイドで磨き上げられたガラス小口の美しい曲面は現代では再現が難しく、深いグリーンの色合いと相まった非常にクオリティーの高い一台。
オーク材をセリュゼ仕上げで加工した木目は、ブリッジベースのシャビーな表情をより際立たせています。
‘Bellevue’ Chair by André Bloc for M.A.I in Wood and Steel
France , 1950s
フランスの建築家・彫刻家・編集者である André Bloc(アンドレ・ブルック)が、1951年に自邸のためにデザインした 'Bellevue(ベルビュー)' チェア。
一枚の合板による滑らかな曲線とスチールフレームのコンビネーションは、ブルックの彫刻的思考が深く反映された造形的な1脚。 著名なフランス人ディレクター Marcel Michaux(マルセル・ミショー)が運営したギャラリー「M.A.I」によって、ごく少量のみ製造・販売された希少な個体となります。
ブルックは「Art Aujourd'hui」など、建築・美術に関する雑誌を創刊し編集長を務める一方で、彫刻家としても高い評価を獲得しました。1951年には、芸術と建築の融合を提唱する「Groupe Espace」を結成し、Jean Prouvé(ジャン・プルーヴェ)をはじめとする著名なクリエイターが参加するなど、モダニズムの発展に大きく貢献しました。
Coffee Table in Wood
France , 1960s
フランスより、エッジの効いたテーパードレッグと深みのある美しい木目の印象的な大型のコーヒーテーブル。
天板に見えるレッグの小口がデザインの完成度を高めています。
Dining Table by Charlotte Perriand for Les Arcs in Pine and Steel
France , 1970s
Charlotte Parriand(シャルロット・ペリアン)が携わったフランスの " Les Arcs(レザルク)" スキーリゾートで使用されていた四角形天板のテーブル。
ペリアンはレ・ザルクの開発計画に参画、施設の設計や内装などトータルにプロデュースしました。
‘Model 21’ Chair by Alvar Aalto for Finmar in Karelian Birch
Finland , 1930s
フィンランドの巨匠 Alvar Aalto(アルヴァ・アアルト) によって、1933年にデザインされた ‘Model 21’ チェア。
当時革新的であったカンチレバー構造の洗練さと温かみのあるウッドが調和した歴史的な1脚。こちらの個体は、フィンランド・カレリア地方産の希少な木材であるカレリアンバーチが使用されており、変化に富む木目がその優美な佇まいをさらに引き立てています。
‘Model 21’ は、アアルトが1931年にデザインした世界初のプライウッドによるカンチレバー構造 ‘Model 32’ に次ぐモデルであり、アアルトのデザイン理念を象徴する作品です。最初期に製造されたこちらの個体は、フィンランドの O.Y. Huonekalu- ja Rakennustyötehdas社によって製造され、イギリスの卸売会社 Finmar社 によって販売されました。
ミニマルアート界の巨匠 Donald Judd(ドナルド・ジャッド)も ‘Model 21’ を愛用するなど、世界中の人々を魅了し続けている作品です。
Dining Table in Travertine and Glass
Spain , 1970s
スペインより、三本の独立したトラヴァーチン製の三角柱ベース、厚みあるラウンドガラスからなるダイニングテーブル。
三本の脚部はお好みの位置に配することで様々な表情を演出します。
‘Calotta’ Pendant Lamp by Elio Martinelli for Martinelli Luce in Metal
Italy , 1960s
イタリア人デザイナー Elio Martinelli(エリオ・マルティネリ)によって、自身が設立した Martinelli Luce(マルティネリ・ルーチェ)社のために1963年にデザインされた 'Calotta' ペンダントランプ。
イタリア語で半球・ドーム状の殻を意味する「Calotta(カロッタ)」の名の通り、球体を二分割したようなデザインが特徴の作品。
アーチを描くメタルプレートの組み合わせは、マルティネリが志すフォルムの幾何学性を最大限に高めながら、点灯時には美しい光の反射と陰影を生み出します。
Architectural Extension Dining Table in Wood
France , 1980s
フランスより、建築構造を連想させるウッド製の脚部とラミネートのカラーパネルの調和の美しいダイニングテーブル。
天板を折りたたみスライドすることで、正方形に近い小型テーブルとしても使用が可能です。
‘Crate’ Lounge Chair by Gerrit Thomas Rietveld for Cassina in Pine
Netherlands , 1980s
オランダ人デザイナー・建築家の Gerrit Thomas Rietveld (ヘーリット・トーマス・リートフェルト)によって1934年にデザインされた ‘Crate’ チェア。家具輸送に使われる木箱(Crate)から着想を得て生まれたシリーズ「Crate Furniture」のひとつ。
木箱に多用されるパイン材を使用し、真鍮ビスで組み立てるシンプルな構造が特徴で、購入者自身が一から組み立てを行うDIYキットとして販売されました。その合理的で質素な佇まいは、一部の評論家から「クラフトの腐敗」とも揶揄されましたが、リートフェルトは次のように応じています。
「上質な木材で丁寧に作られた家具は、傷や破損から守るために木箱に入れて出荷される。この木箱は、その高貴な家具よりも丈夫。さらに陽気な色合いで、職人のしかめっ面を感じさせない。だからこそ、最終的に ‘家具’よりも‘木箱’を選んだ人がいたはずだ」
こちらの個体はイタリア Cassina(カッシーナ)社製となり、座面裏面には当時の刻印と製造番号が刻まれています。
Coffee Table in Glass and Marble and Travertine
Italy , 1970s
イタリアより、マーブルの球体とそれを包みこむトラヴァーチン製の台座が目を引くコーヒーテーブル。
‘No.3’ Chair by Wilhelm Von Bode for Steiner in Wood
France , 1950s
ドイツのデザイナー Wilhelm Von Bode(ヴィルヘルム・フォン・ボーデ)によって、1950年代に Steiner(シュタイナー)社のためにデザインされた ‘No.3’ チェア。
こちらのモデルは、曲木技術を軸に展開された ‘Bow-Wood’ シリーズの一つで、シュタイナー社のディレクターである Hugues Steiner(ヒューグ・シュタイナー)によって企画・構想されました。その後、フォン・ボーデのデザインによって、そのコンセプトを具体的な形へと昇華させます。
座面からのびやかに広がる有機的な脚部が美しい ‘No.3’ チェアは、曲木によるデザインの新たな可能性を大きく示した一脚として評価されています。
‘Pepper Young’ Coffee Table by Philippe Starck for Disform in Glass , Enameled Steel and Polyurethane Foam
France , 1970s
フランスの建築家・デザイナー Philippe Starck(フィリップ・スタルク)によって、スペインの Disform(ディスフォーム)社のために 1978年にデザインされた 'Pepper Young' コーヒーテーブル。
4本の金属脚で構成され、各脚の上部には成形ポリウレタン製の球体が取り付けられています。
球体はガラス天板の滑り止めとして機能し、軽やかな構造に安定性をもたらすディテールとなっています。
名称は1930年代のアメリカのラジオ番組のキャラクターに由来。
スタルクは「人は天才になる義務はないが、誰もが参加する義務を負っている。あらゆる作品は、できるだけ多くの人々の生活をより良くするために存在しなければならない」と述べています。
こうした思想を背景に、常に最小限で最大限を生み出すことを追求し、持続可能な脱成長へのアプローチを体現し続けています。
‘MISS DORN’ Chair by Philippe Starck in Steel and Fabric
France , 1980s
フランスの建築家・デザイナー Philippe Starck(フィリップ・スタルク)によって、1982年にデザインされた 'MISS DORN' チェア。
アメリカ・ダラスにあるナイトクラブのために制作され、その後スペインの出版社 Disform社によって数千台が生産されました。
三角形の構成を巧みに組み合わせた印象的なシルエットにより、端正さの中に緊張感を生むミニマルデザイン。
フィリップ・K・ディックのSF小説「Ubik(ユービック)」に登場するキャラクター ミス・ドーンに由来。
1980年代の彼の作品は、破壊、ユーモア、創造性、詩的感性といった要素が密接に織り込まれており、創造する人々とプロダクトをつなぐスタルク独自のアプローチを体現しています。
Wardrobe by Willy Van Der Meeren for Tubax in Metal and Wood
Belgium , 1950s
ベルギーを代表するモダニズムの建築家Willy Van Der Meeren(ウィリー・ヴァン・デル・メーレン)によって、Tubax社のためにデザインされたワードロープ。
Le Corbusier(ル・コルビュジエ)の理念やJean Prouvé(ジャン・プルーヴェ)のデザインアプローチに影響を受け、1950年に自ら設計した建築に配置する家具プログラムを展開し、「鉄と木材をモジュール化」したモダンな家具をデザイン。
有機的な木製ハンドルと2色の金属製ドアによって、インテリアにアクセントを演出する一台です。
Dining Table in Glass , Marble and Steel
Italy , 1980s
イタリアより、ガラス天板と建築的な脚部のコントラストが美しいダイニングテーブル。
Bench for LOUIS VUITTON in Stainless
France , 2000s
滋賀県にある MIHO MUSEUM にて、2018年に開催された LOUIS VUITTON クルーズコレクションのために制作されたベンチ。
Sideboard in Wood
France , 1960s
フランスより、深みのある木目の重厚な佇まいが美しいサイドボード。
‘Kazuki’ Floor Lamp by Kazuhide Takahama for Sirrah in Plastic and Polyester
Italy , 1970s
イタリアに渡り活躍した日本人デザイナー Kazuhide Takahama(高濱 和秀)によって、Sirrah(シラー)社のためにデザインされた ‘Kazuki’フロアランプ。
‘Pirkka’ Bench by Ilmari Tapiovaara for Laukaan Puu in Wood
Finland , 1950s
フィンランドを代表するデザイナー Ilmari Tapiovaara(イルマリ・タピオヴァーラ)によって、Laukaan Puu(ラウカアン・プー)社のためにデザインされた ‘Pirkka’ ベンチ。
‘TZ 75’ Coffee Table by Werner Blaser for Spectrum in Glass and Wood
Netherlands , 1960s
スイスの建築家・デザイナー Werner Blaser(ヴェルナー・ブラザー)によって、1963年にSpectrum(スペクトラム)社のためにデザインされた 'TZ 75' コーヒーテーブル。
ブラザーはAlvar Aalto(アルヴァ・アアルト)のもとでデザインを学び、のちに Mies van der Rohe(ミース・ファン・デル・ローエ)と長きにわたり協働しました。また1950年代には日本を訪れ、日本の建築・文化に深い感銘を受けます。その後もたびたび来日し、日本文化は彼のデザインには欠かせない重要なインスピレーション源となっていきました。
'TZ 75’ は、日本の質素な佇まいと、ヨーロッパのモダニズムが結実した、彼を象徴する作品として知られています。
Lounge Chair by Renato Toso and Roberto Pamio for Stilwood in Suede and Wood
Italy , 1970s
イタリアのデザイナー Renato Toso(レナート・トーゾ)と Roberto Pamio(ロベルト・パミオ)によって、同国の Stilwood社のためにデザインされたラウンジチェア。
幾何学のウッドフレームに対し、経年変化したスエード張りのユニークなフォルムのクッションの組み合わせが印象的な一台。
Dining Chair by George Candilis and Anja Blomstedt for Les Carrats in Aluminium and Birch , Ash
France , 1960s
フランスのデザイナー・建築家 George Candilis(ジョルジュ・カンディリス)と、フィンランドのデザイナー Anja Blomstedt(アニャ・ブロムシュテット)によって、1968年にデザインされたダイニングチェア。フランスのリゾート型集合住宅「Les Carrats(レ・カルラット)」のために Sentou社が3年間のみ製造した希少な個体で、現存数は極めて限られています。
無垢材や合板のパーツをアルミニウム製ブラケットで固定するモジュール構造が特徴で、この接合部は同シリーズのベッドやテーブルなどにも適応されています。簡潔で美しいミニマルなデザインが独自の存在感を生み、海沿いの環境に合わせて脚先には水濡れを防ぐパーツが取り付けられるなど、耐久性にも配慮が施された1脚。
カンディリスは、1945年にLe Corbusier(ル・コルビュジエ)事務所に入所。彼のもとで世界遺産である「ユニテ・ダビタシオン」のプロジェクトに携わるなど、建築界においても顕著な実績を築きました。レ・カルラットはそのモダニズムを継ぐ建築であり、この椅子もその理念に呼応するデザインとなっています。
‘Kurva’ Lounge Chair by Yngve Ekstrom in Fabric and Wood
Sweden , 1950s
スウェーデンのデザイナー Yngve Ekstrom(イングヴェ・エクストロム)によって、同国の Swedese(スウェディーセ)社のためにデザインされた 'Kurva'(クルヴァ)チェア。
