Joseph Beuys

Joseph Beuysヨーゼフ・ボイス

1921 - 1986

彫刻家・教育者・社会活動家として活躍した、20世紀を代表する芸術家。
ドイツ出身の彼は、同国を代表する彫刻家ヴィルヘルム・レームブルックに強い感銘を受け、彫刻の可能性に魅了されます。

時代の流れもあり、戦時中はドイツ空軍に入隊。
航空機の墜落で負傷するも、遊牧民族タタールの助けにより一命を取りとめます。
その際、脂肪とフェルトを使って救助された経験が元となり、彼の彫刻作品には脂肪・フェルトが用いられるようになります。

1960年代、ヨーコ・オノも在籍していた前衛芸術集団”フルクサス”の初期メンバーとして活躍。
「すべての人間は芸術家である」という言葉のもと、”社会彫刻”という総合芸術を創出。
誰もが未来のために社会を彫刻しうると声明をあげ、彫刻概念の可能性を広げていきました。