DESIGNER
Gio Pontiジオ・ポンティー
「イタリアモダンデザインの父」であり、建築家、デザイナー、画家、編集者であった多才の人。
建築家としてのジオ・ポンティは、モダニストでありながら、建築表面の表現を模索。工業製品に手仕事を混在させ、そこに皮膚感覚を与えました。ミラノのピレリ・ビル、デンバー美術館北館など数々の名建築を手掛けています。
また、1932年には Fontana Arte社のアートディレクターに就任し数々の照明デザインを、1951年『第9回ミラノ・トリエンナーレ』では「スーパーレジェーラ」をカッシーナから発表するなど、家具分野でもさまざまな功績を残してます。
1931年には世界的な建築雑誌である『ドムス』誌を創刊し初代編集長に就任。1954年には工業製品としての完璧な美のバランスを達成したものを讃える「コンパッソ・ドーロ賞」を発案するなど、後のイタリアモダンデザインを彩るデザイナーの活躍の礎を築くなど、その活躍は枚挙に遑がありません。