Fontana Arte

Fontana Arteフォンタナアルテ

1932 -

1881年、ルイジ・フォンタナが建築業界向けのフロートガラスを製造する会社「Luigi Fontana」をミラノに設立。
フロートガラスは当時のイタリアでは目新しく、建築空間へ大きな影響与えるほど革命的な素材でした。

1890年代にオーダーメイドのガラス製家具を製造するようになると、1906年にはミラノ国際博覧会にファラオ・パビリオンを出展。ガラスを使用した家具や大きな曲面ガラスを使った美しいショーウィンドウを製作し、人々に大きな衝撃を与えます。

1910年には「Società Anonima(ソシエタ・アノニマ)」に社名を変更。
そして1931年、「イタリアモダンデザインの父」とも称される Gio Ponti(ジオ・ポンティ) が同社の初代アートディレクターに就任します。

翌年1932年には、ポンティが「ガラス加工技術における最も大胆な現代性を表現している」と称賛したガラス職人Pietro Chiesa(ピエトロ・キエーザ)を迎え、ガラス工芸品の専門部署として「FontanaArte」を設立。

彼が社名に加えた "Arte"(イタリア語でアートの意味)という言葉は、芸術と産業の融合を示唆し、現在もブランドのアイデンティティを示す重要な意味を担っています。

その後、ガラス工芸の巨匠Max Ingrand(マックス・イングランド)やイタリアの建築家 Gae Aulenti(ガエ・アウレンティ)Vico Magistretti(ヴィコ・マジストレッティー)、ポルトガルを代表する建築家 Alvaro Siza(アルヴァロ・シザ) らとコラボレーションし、ガラス界のリーディングブランドとして確固たる地位を築き上げています。