Alessandro Mendiniアレッサンドロ・メンディーニ
1931 - 2019
- イタリアを代表するデザイナー・建築家。
グラフィックやインテリア・絵画など幅広い才能を見せ、1980年代に発展したポストモダンやラディカルデザインの中心的な人物として活躍しました。
メンディーニはミラノで生まれ、1959 年にミラノ工科大学建築学科を卒業。
その後、オリベッティ社のチーフデザイナーを務めたMarcello Nizzoli(マルチェロ・ニッツォーリ)のもとで働きます。
1970年代になると、ラディカル集団として有名な”グローバル・ツール”や”スタジオ・アルキミア”に所属し、エットレ・ソットサスやアンドレア・ブランジなどと交流を深めます。
また同時期に世界的な建築雑誌「カサベラ」、「ドムス」の編集長に就任。
彼の卓越したデザイン感覚は、雑誌媒体を通して建築界に新たな風を吹きこみました。
デザイナーとしてはエルメス、アレッシ、シュプリームなどの企業と共同。
建築家としても多くの作品を残しますが、中でもオランダに設計されたフローニンゲン美術館は、ポストモダン建築を代表する建物として世界的な評価を受けています。