Marcel Gascoin

Marcel Gascoinマルセル・ガスコアン

1907 - 1986

フランスミッドセンチュリー、戦後を代表する家具デザイナーの一人であるマルセル・ガスコアン(1907-1986)は、第二次世界大戦後のフランスの復興に重要な役割を果たしたことで知られています。ガスコアンは、すっきりとした美しさと機能性を重視したモジュール式の収納ユニットとそれに合わせた木製家具のセットを、フランスの家庭の定番商品としました。

戦後の住宅難の中、フランス復興都市省の建築家・インテリアデザイナーとして、住宅やその中に置く家具の設計・施工を行い、長年の木への愛情、幼少期に抱いたコンパクトで効率的な船のインテリアへの憧れ、そしてインテリアデザイナーや家具職人としての経験を生かし、新しい家具のスタンダードを生み出しました。

また、コルビュジェやジャン・プルーヴェ、シャルロット・ペリアンなどが参加したフランスのデザイン・アーティスト集団である、UAMメンバーとしても活動しています。