Louis Kalffルイ・カルフ
1897 - 1976- Louis Kalff (ルイ・カルフ)は、オランダ出身の建築家・デザイナー。
建築の名門校であるデルフト工科大学を卒業後、建築家D.F. Slothouwer(スロートウワー)の元で経験を積みます。
1925年にオランダの家電メーカーPhilips(フィリップス)社の専属デザイナーに就任すると、広告や企画展など様々なプロジェクトに着手。
その後、照明部門チーフデザイナーに着任し、建築的視点を織り交ぜた作品を次々に発表していきます。
1958年にはブリュッセル万国博覧会にて、ル・コルビュジエと共同し「光の展示会」を開催。
フィリップス社のパビリオン内部で発表されたこの展示は、世界的な注目を集めました。
2011年には、オランダ工業デザインの推進やアーカイブ保存を目的とした「ルイ・カルフ研究所」が開設。
独自の解釈で光のあり方を探求した彼のデザインは、今も変わらず人々の生活を照らし続けています。