DESIGNER
Alain Richardアラン・リシャール
1926年フランスのブルターニュ生まれ。
創作に興味を持ち、家具デザインの才能を発揮し、1949年にパリ国立高等装飾美術学校の専攻科を中退。
1949年 "Ecole Nationale Superieure des Arts Decoratifs(ENSAD)" にて、 René Gabriel(ルネ・ガブリエル)に師事。アパート、店舗、ホテルなど多くのプロジェクトを共にします。
翌年の1950年、ルネ・ガブリエルが急逝、リシャール自身の言葉を借りれば、「孤児」となった彼は、オランダに渡り、パリでル・コルビュジエの若き協力者の一人であったハイン・サロモンソンの事務所に入りました。
その後、1952年にファブリックデザイナーの妻のジャクリーヌ・イリベと自身のデザイン事務所を設立、Meubles TV などのデザインを手がけます。1971年には自身の代理店を設立。やがて同世代の最も輝かしい一人としてその地位を確立しました。
1955年ミラノ・トリエンナーレ、1958年プリュッセルのEXPOでグランプリを受賞、1964年ルネ・ガブリエル賞を受賞しています。