René Gabriel

René Gabrielレネ・ガブリエル

1890.9.14 - 1950.10.30

パリのメゾン・アルフォール生まれ、装飾芸術家・デザイナー。
1925年にパリで開催された近代工業・装飾芸術国際博覧会では、フランセーズ国際大使室のChambre de Jeune Fille のデザインを担当。1920年代には、花や風景、抽象画などのブロックプリントによる壁紙のデザインにも取り組んでいます。

第二次世界大戦後の1939~45年にかけて、建築家オーギュスト・ペレから家具のデザインを依頼されたル・アーヴルの再建に携わり、大きな影響力を持つようになります。装飾芸術家協会の会長や、国立装飾芸術高等学校の工房長を務め。1949年には、レジオン・ドヌール勲章の騎士に任命されました。

彼のすっきりとした論理的なスタイルは、第二次世界大戦後の数年間に多くの新しいデザイナーにインスピレーションを与えます。

そんなガブリエルに敬意を表し、1951年には、大量生産が可能なモダンなデザインに贈られるルネ・ガブリエル賞が創設され、Marcel Gascoin(マルセル・ガスコアン)、Henri Meyer(アンリ・メイヤー)、René-Jean Caillette(ルネ=ジャン・カイエット)、Jacques Hauville(ジャック・オビーユ)、Roger Landault(ロジェ・ランドー)Pierre Gautier Delaye(ピエール・ゴーティエ・ディレー)Pierre Guaariche(ピエール・ガーリッシュ)など、著名なデザイナーが受賞し、現在もフランスのデザイナーに授与されています。