Antoine Philippon & Jacqueline Lecoq

Antoine Philippon & Jacqueline Lecoqアントワーヌ・フィリポン & ジャクリーヌ・ルコック

1930 -1995 , 1932 -

ジャクリーヌとアントワーヌ、2人のデザイナーの交流はパリのエコール・ブールでデザイン、アートを学んだ所から始まります。Marcel Gascoin(マルセル・ガスコアン)の事務所で1955年に共に働いていた2人は1956年にパートナーシップを組み、家具のデザインをスタートしました。

1950年代から60年代にかけては、メネジャー芸術サロンや装飾芸術家サロンに定期的に出展し、フィリポンは1970年から72年までその会長を務めています。

1958年のブルッセル万国博覧会に出品、1961年にはレネ・ガブリエル賞を受賞。1967年のモントリオール万国博覧会では大賞を受賞するなどその評価を高めていきます。

実験的な家具の展示会では、René-Jean Caillette(ルネ・ジャン・カイエット)、ジョセフ・アンドレ・モット、ジャン・プルーヴェ、Charlotte Perriand(シャルロット・ペリアン)Pierre Guaariche (ピエール・ガーリッシュ)ら錚々たるメンバーと共に参加、彼らと交流があった2人は、UAMの価値観を取り戻し、美学や機能に一切妥協することのない機能的な家具を大量に生み出すことを目指し、素材への敬意を最優先に作品を制作しています。