René-Jean Cailletteルネ・ジャン・カイエット
1919 – 2005
- フランスの装飾芸術家、デザイナー。
1919年家具職人の息子として生まれ、父と共にシンプルで機能的な家具のデザインを行っていたカイエットは、第二次大戦を契機に、より複雑で実験的な家具のデザイン製作を開始します。
大戦後、戦後復興期の人々の生活に寄り添う家具として、安価で大量生産可能な家具の製作が必要だと考え、Marcel Gascoin(マルセル・ガスコアン)とともに家具の価格標準化を実現するために l’Association des Créateurs de Mobilier de Série(ACMS)(クリエーター協会)を設立しました。
1940年代後半には、シャルロット・ペリアンやジャン・プルーヴェ、ピエール・ガリッシュなどフランスのミッドセンチュリーを代表するデザイナーらと共に新しい素材・技法・デザインで作られた家具の展示会に参加。
プライウッド・アルミニウム・スチールなど新しい素材を取り入れながら、エレガントで現代的なデザインを得意とし、1952年にはフランスのミッドセンチュリーデザイナーにとって最も名誉ある賞 ルネ・ガブリエル賞を受賞。1962年にはイタリアのミラノで開催されるトリエンナーレで銀メダルを受賞してます。