Ulla Procope

Ulla Procopeウラ・プロコッペ

1921 - 1968

1921年 – 1968年 フィンランドの陶磁器デザイナー。
1948年にヘルシンキの美術工芸学校を卒業。1954年にARABIA(アラビア)社の陶磁器工場に絵付師として入社後 Kaj Frank(カイ・フランク)によって彼のチームに採用されたことで、デザイナーとしてのキャリアをスタートさせます。アラビア社で最も売れた Ruska(ルスカ)シリーズ を筆頭に、30種を超えるシリーズに採用された『Sモデル』を生み出すなど、数々の功績を残しながら、1966年に亡くなるまでアラビア社で働き続けます。

彼女が得意としたのは、日常生活で使用する実用的なデザインの陶磁器や装飾品。1960年にデザインされ、2002年まで生産されていたARABIA最後のハンドペイントシリーズ Valencia(バレンシア)を始め、フィンランドの秋を表現した Ruska(ルスカ)や、鮮やかな日を浴びた海を思わせる Meri(メリ)、大胆な手描きの花が印象的な Anemone(アネモネ)Rosmarin(ロスマリン)など、数多くのシリーズをデザインしたことで知られています。